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チャペックが提案するラグジュアリースポーツウォッチである「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク」コレクションに、ふたつの新たなカラーが加わった。氷河をイメージしたレギュラーモデルの“グレイシャー・ブルー”と、世界限定99本の“サーモン”だ。なお後者の限定モデルは発表時で既に完売している。
チャペックが展開するコレクションの中で絶大な人気を誇るのが、南極大陸を意味する「アンタークティック」である。「高級感を放つだけではなく、毎日身に着けることができ、称賛されるような時計であること」を目指して作られたこのコレクションは、自社製の自動巻きムーブメントと、ケースと一体になったブレスレットを備えた外装デザインが特徴だ。
優れた性能のムーブメントはもちろん、パーツの繊細な仕上げや、厳選された素材を使った複雑な外装、細部への気配りなど、時計全体を通して魅力のあるものに仕立て上げている。これまでに、仕様を変えたテール・アデリー、オリオン・ネビュラ、アビスを製作し、これらはすべて完売した。
今回発表されたのは、「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク」に加わった新たな2種類のバリエーション。このパサージュ・ドゥ・ドレークは、南米大陸最南端のホーン岬と、南極のサウス・シェトランド諸島の間の大西洋と太平洋を結ぶ「ドレーク海峡」を意味し、イギリスの探検家、フランシス・ドレーク卿にちなんで名づけられた。
レギュラーモデルとして展開される「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク グレイシャー ブルー」は、氷河をイメージした明るいブルーが特徴で、一方の「アンタークティック パサージュ・ドゥ・ドレーク サーモン」は99本の限定モデルとして展開され、人気の高いサーモンカラーが採用されているが、こちらは発表時に既に完売している。
2カラーの文字盤には、共通して「Stairway to Eternity」と名付けられたパターンが表面に施されている。これは、立体的にエングレーブされた表面が、影の遊びを作り出す不規則な台形型のモチーフ。サーモンカラーは「ガルバノプラスティ(galvanoplastie)」というガルバニック処理で、グレイシャー・ブルーはPVD処理によって生成される。どちらもスイスを拠点とする文字盤メーカーであり、長年のブランドとのパートナーであるメタレム社との協力により生まれたものだ。
今作のカラーリングについて、チャペックSEOのザビエル・デ・ロックモーレルは「ライトブルーとサーモンという色合いについては、私たちの生産計画の中にありましたが、それらを発表するより前、コレクターからこれらの色について数多くのカスタムメイドのリクエストがありました。私たちの方針は間違っていなかった、と確認しました」
古くから文字盤に用いられているサーモンカラーと、近年人気を高めている明るいブルーカラーを取り入れた2本のアンタークティックは、さらにコレクションの注目とその価値を高めることだろう。